あとがき
まずは「ときメモ発売10周年記念祭〜オフィシャルより盛りあがれ(笑)〜 」に賛同して下さった安土 桃さん、
あったけさん、みそのっちさん、ヤンさん、ななしの手紙さん、(賛同申込順)ありがとうございました。m(_ _)m
パロディ、CG、4コマ漫画、ショートストーリーなど、それぞれのサイトを”10周年巡り”をすればかなり充実した時間を過ごせそうです。
10年、10年経ったみたいですねぇ。
「10年一昔」という言葉がありますが、現代社会では10年どころか2年経てば十分「昔」になります。
ましてゲームやコンピュータのジャンルに至っては3ヶ月もあれば忘れられたり入れ替わったりします。
そんなご時世でも(一握りの人間の間でしょうが)忘れられずに10年を迎えられたと言うのは凄いことですね。
ときメモ最盛期の頃は、同人誌やサイトの数も多く、ゲーム雑誌でもよく特集が組まれていました。
イベントやグッズ、CDの発売も数多くあり、まさに”お祭り”だったように記憶しています。
様々な要素がいい方向に重なった幸運もあるので、ときメモ以外のものだったらこうはならなかった
…なんて事までは言い切るつもりはありませんが、
今までもこれからもこの規模で支持されるゲームというものは二度と出てこないでしょう。
なかったことにしたい、思い出したくない、恥かしい記憶になって人もいるかもしれませんが、
そんな”お祭り”に乗れたということは幸せだったんじゃないんですか?
この10周年のお祭りは最盛期のお祭りと比べれば物凄く小さなものです。
ここに来るこれを見ている全ての人が現役でときメモ好きである必要もないし、
それを望んだりもしませんし、それを評価するつもりもありません。
ただ、10周年という一つの区切り、記念の瞬間なので、
その人がときメモを好きな程度なりに楽しんだり思い出したりできればと思います。
う ちのサイトの10周年記念企画。
ショートストーリーも作りましたが、最近、本を読んでいないので体が文章を作るリズムになっておらず苦労しました。
推理小説、純文学から”本読み”を歩んできたせいもあって、
自分の作る文章がショートストーリーによくある”会話で話を進める形式”になるのに抵抗を感じていることがなおさら重荷になりました。
つくづく自分の文章表現力の稚拙さを思い知りましたが、それを改善するにはいい文章をたくさん読むしかないんですよね。
「頭の中にあるストーリーを自動的に文章にする機械」なんてあったら便利だろうなぁ。(笑)
つ いでに2004年5月28日でこのサイトも6周年を迎えますのでそっちの話も。
このサイトが公開されたのは1998年5月28日。(ときメモ発売日と一日違いなのは単なる偶然です)
その頃もまだときメモ最盛期ではありましたが、他の老舗サイト様方から見るとワンテンポ遅れてのオープンでした。
下手な絵と油の乗らないネタでアクセスは伸びず、自分の集客力のなさを悔しがると同時に、
盛り上がっている人気サイトを羨む日々が続いていました。
その後、アクセスは右上がりになって行き大手サイトと言われるようにもなりましたが、既にときメモは下火。
振り返ってみると「うまく流れに乗れなかったサイト」というコンプレックスが付きまとっていたのは事実ですね。
今でも時々、現時点での4コマを引っさげて最盛期にデビューすることが出来ていたら…なんて思うことがあります。
まぁ、思い上がりですけどね。
今、大手サイトと言われるってことだって、それはうちが大きいんじゃなくって、
他のところが移行したり消えていったからであって、結局のところ残ったのがこのサイトだったってこと。
結局、今この瞬間に大手サイトと言われること自体、やっぱり流れに乗れてないサイトなんですよね。(笑)
先ほどコンプレックスという言葉を使いましたが、そんな要領の悪いところがコンプレックスであると同時に気に入ってもいるんですけど。
でも、もし本当に最盛期にガンガンやってたら、その時は盛り上がっただろうけど、そのうち疲れてやめてたかもしれないかな。
う ちの10周年記念祭り以外にも多くのサイトで10周年記念企画が行われているようです。
今後、5年後、10年後。
多くの人はときメモと離れて生活をしているでしょう。
でも、年に1回くらいはときメモに熱中した嬉し恥かしい日々や、
誰に頼まれるでもなく気が付くとみんなで足並みを揃えて頑張った10周年のお祭りを意味もなく思い出してもらえたら、
それだけでこのお祭りの意味はあったのかもしれないとか思います。
10年後、このサイトがまだ存在していて、ときメモ20周年記念祭りとか企画してたらいや〜ん。(笑)