・ maniMANIA top海外 top
ANIMAL KINGDOM
アニマルキングダム

ANIMAL KINGDOM

1998年4月22日に暫定開園した、WDWでは4つ目となる大規模テーマパーク。
ここのテーマは「生きもの/大自然」。
動物というジャンルに突出せず、植物、 昆虫から恐竜に至るまで生きるものすべてを対象にしていますが、 ここに人間が含まれていないようです。

1998年に大々的にオープンしましたが、これは暫定開園。
全面開園は、1999年になってから「アジア」がオープンしてからのこと。
500エーカーは、ディズニーのテーマパークの中では最大規模をになります。

シンボルタワーは、パーク中央に立つ巨木「ツリーオブライフ」。
作り物ですが、その高さはシンデレラ城に匹敵する55m。
幹には、多くの種類の動物の彫刻が刻まれています。
じっくり観察すれば種類ぐらいは確認できるが数までは判定不能。
この木は島になっており、この島を中心に放射状に5つのテーマランドと橋で繋がっています。
動物園的なもの(本物の動物が見れる)は、「アフリカ」と「アジア」の2エリア。
生息域別に見れる動物も違います。
そう考えると将来的に「オーストラリア」や「アメリカ」なんてものが誕生しそうな気がします。

大自然がテーマだけに、全世界で注目されている「環境問題」や「動物保護」も重要課題です。
単なる遊園地の域を脱して「貢献できる施設」の機能を添加しています。
これはWDWに限ったものではないが、再生紙の使用やリサイクルも導入されています。

アフリカとアジアの間には「コンサベーションセンター」(汽車で移動する)というものがあり、 動物保護の現状を専門的に見せてくれます。
全体的に感じることですが、ここでは世代に関係なく「環境問題」や「動物保護」の重要性を体感できます。
しかも心憎いのは、それらが難しく説明ではなく、 無意識の内に「大変なんだ、重要なんだ」と感じさせているというところ。
実物を見せているのだから、子供たちへの戒めにはかなりの効果がありそうです。

アニマルキングダムはまだ拡張する気があるようで、 配置がなんとなくそういう作りになっています。
しかも、当初発表された計画の中でいまだ実現されていないテーマランド 「Quest for the Unicorn」があります。
これはユニコーンを主体にした想像上の動物をテーマにしたエリアです。
計画の上では「キャンプザ・ミッニー・ミッキー」のところに建設されるはずでしたが、 いつのまにか摩り替わっていました。
デイズニーのことだからいつかどこかに作るでしょう。

ANIMAL KINGDOM

■カウントダウン・トウ・エクスティンクション (WDWにしかないアトラクション)
ディノランドの中にある唯一のライドアトラクションですが、 その建物の作りがあまりにも近代的(普通の鉄筋コンクリートって感じ)なので 「古代」というイメージがありません。
建物にはいると、まずお目にかかるのは等身大のカウノタウルス(白亜紀最大の肉食恐竜だそうです) の全身骨格標本。
おそらくはレプリカだと思いますが。
これが中央に置かれたホール(この建物は博物館という設定?)でちょっと待ち、 次の部屋に入ると、タイムローバー(タイムマシーン)の説明を受けます。
ゲストはそれに乗ってタイムトラベルをするようになります。

目的は、絶滅に瀕した恐竜を救い出すこと(実地調査らしい)。
この乗り物、見た感じはタイムマシーンというよりは、屋根のないトラック。
それもそのはず。 この乗り物、アナハイムのディズニーランドのアトラクション 「インディアナジョーンズの冒険」とまったく同じものです。
多少、装飾品や色(白にしてある)を変えてはあるが、 あちらのアトラクションを知っている人ならすぐに気が付きます。

さて、これに乗っていよいよタイムスリップ開始。
光の中を抜けると6500万年前の世界。
いきなりトリケラトプスに出会い、その横では肉食恐竜が小さい恐竜を食べています。
実物大恐竜のアトラクションは、EPCOT(エネルギー館)にもありますが こっちのはなんとも生ナマしい。
森の中を走っていると、突然、T-REXが横から襲って来ます。かなりの至近距離。逃げるマシーン。
すると今度は逆から!逃げるマシーン!....あとはこんな感じの繰り返し。
「暗闇」「森」「T-REX」「逃げる」「揺れる」をとにかくめちゃくちゃに繰り返し進みます。

終盤では天変地異が起こり、地震と火山の中、相変わらずT-REXに追われて、 行き止まりになってしまいます・・・が、 そこに登場したトラコドン(?)が行く手をふさいだ大木を持ち上げてくれて マシーンは先に進みます。
そこでタイムスリップ!私たちは現代に戻って来ます。

全体的に周囲を見て楽しむというものではなくて、 「わー」とか「ギャー」とか言っている間に終ってしまうアトラクション。
でも突然、襲ってくるT-REXは結構、恐いものがあります。

各ガイドブックなどを見てもこのアトラクションの紹介写真が少ない。
とにかく暗くて、早くて...というアトラクションなので写真が撮影しにくいようです。
なんとなく納得。

■キリマンジャロ・サファリ (WDWにしかないアトラクション)
おそらく、数あるディズニーのアトラクションの中で、1つのアトラクションとしては 最も広大な敷地を有しているものでしょう。
32人乗りのサファリバス(レールはない本物の車。なぜか女性ドライバーが多い) に乗ってサファリ探検に出かけるというかなり大胆なものです。
早い話、富士・群馬・宮崎などにあるサファリパークと同じ。
但しここの場合は、ちょっと演出とこだわりが添加されています。
車には、ガラスというものがないので基本的に草食動物しか直接は見れません。
肉食動物は、溝があったり柵があったりと何らかの対策がされているます。
ガイドはすべて、ドライバーが行なうので、その時によっていろいろと変化があります。
相手が動物なので見れるものも「運」が必要です。

途中、無線でパトロールから「密猟者がいる」という情報が入ります。(当然演出です)
後半になると間欠泉が登場したり、密猟者の逮捕といったシーンも。
日本での動物園は、さほど珍しくないが外国での動物園体験はなかなか貴重ではないでしょうか。
もっとも動物そのものは、日本でもアメリカでも同じなので....

ANIMAL KINGDOM

ページTOPぽそぽそcafe indexmaniMANIA top海外 top