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MAGIC KINGDOM
マジックキングダム

MAGIC KINGDOM

1971年10月1日開園。この日付は、ウオルトディズニーワールド(以下WDW) そのもののオープン日と同じです。
当初からあるテーマパークはこのマジックキングダムだけです。
WDWで最も奥に位置しています。

TDLは、このMKをベースに考案・設計されました。
そのため、非常に類似している部分が多々あります。
シンボルタワーの「シンデレラ城」が同一のものであることは特に目立つところでしょうか。
でも、姿形も同じですが公式資料ではWDWの方が若干高いとされています。
真実のほどはどうなんでしょうね?

アトラクションの配置場所もかなりTDLと近いものがあります。
強いて言うなら、アメリカ河の位置関係が若干違う程度でしょうか。

MKのゲストパーキングは、湖の対岸の遥か彼方にあります。
ゲストは、パーキングからはモノレールか船で入口まで来ます。
「夢の王国」の目の前に「車」という現実の産物を置くことは目障との考えからです。

マジックキングダムの建設時、湿地帯であったために大規模な基礎工事が必要でした。
そのための盛り土を確保するために穴を掘って土を調達しました。
その穴がMKの前に広がる「セブンシーズラグーン」です。
そう、これは人工湖なんです。
事実、WDWの4つの大規模パークにはすべて、隣接(内部)して大きな湖が存在します。
理由はみんな一緒。
盛った土は更に掘削して基盤を作る。
その上にフタをする形でパークを築きました。

よく「TDLの地下は迷路のようになっていて大変」というトンネル神話がありますが、 この話はマジックキングダムのことです。
湿地帯の大規模工事の末に偶然誕生した地下世界。
これがたまたまディズニーのこだわりというものに合致したのです。
そして、TDLにもありもしないトンネル神話が誕生しました。
偶然にも埋立地だったことも手伝ったのでしょうが、 そんな噂話までマジックキングダムを真似たことになります。

MAGIC KINGDOM

■メインストリートUSA
ここの作りは非常にTDLに似ています。
明らかに違う点と言えば屋根がないことでしょうか。 建物のデザインも完全に同じでありませんが似ています。
また、道路には馬車のための線路があります。
これはディズニーランドと同じ。パレードもここを通ります。

■アドベンチャーランド
●カリブの海賊
乗り場までのルートがやたらと長くなっています。
TDLなどは「建て物の中」という感じでしかなありませんが、 こちらは通路からすでに海賊の隠れ家という設定になっています。
だから乗り場にはブルーバイユーレストランはありません。

コースは至ってシンプルです。
基本的にはTDLと大差ありませんが、ちょっと順番が違うかも。
TDLにある前半の洞窟の部分がかなり短いです。
海賊船との撃ち合い〜火事までのシーンはまったく一緒(若干、違うところもあるが…)です。
ただし、最後の海賊同士の撃ち合いシーンはTDLよりリアルで豪華(?)な感じです。

■リバティースクエア
●ホーンテッドマンション
河のほとりに建つゴシック建築の洋館。建物そのものはTDLとまったく一緒です。
ただし、河のほとりに位置しているという点がTDLと大きく違うところ。
実際にこの建物はハドソン河のほとりに建つ実在の洋館をモデルに作られているとの事です。
やはり河のほとりあるほうが似合います。TDLもそうして欲しかったですね。
TDLでいうとスプラッシュマウンテンのの位置でしょうか。
中身は建物同様、TDLと一緒です。大きく変わる部分はありません。
2つ目の部屋も「天井上がり」です。

●プレジデントホール(大統領ホール)
いかにも「アメリカ!」というアトラクション。
歴代のアメリカ大統領が全員登場するという壮大な演出である。
大統領というものは、年がたつにつれ次々と新しい人が現れるのだが、そのたびに追加されています。
ディズニーのアトラクションの中で現存する人を実名のまま A.アニマトロニクス (*) にしているのはここだけだと思います。
日本にこれを作った場合、歴代総理大臣が並ぶと考えるとゾっ〜としますね。
(一説によるとそれじゃまずいから「ミートザワールド」になったらしい)

(*A.アニマトロニクス:オーデイオ・アニマトロニクス。生きているように動くロボットの事)

■フロンティアランド
●ビッグサンダーマウンテン・レールロード(BTM)
元々TDLのビッグサンダーマウンテンは、このBTMをモデルにしていると言われているので、 走るコースは全く同じと言っても過言ではないでしょう。
但しTDLでのリフト2からのトンネル(コヨーテキャニオン)の部分は、ここでは外になります。
TDLでいう、ラッキーナゲットカフェの位置にBTMがあります。

●リバティーベル号
デザインは同じ船ですが、TDLでは「マークトウェイン号」、 マジックキングダムでは「リバティーベル号」という名前になっています。

■クリッターカントリー
●スプラッシュマウンテン
TDLと比べて大差ありません。
少ない違いは乗り場が外にあることとコースが時計廻りだとかくらいでしょうか? あとはTDLと同じと思って間違い無いでしょう。
コースレイアウトなど基本的なものはTDLと同じです。

ひとつだけTDLの勝ち!というところがありました。
それは天井です。
コース途中に天井からたくさんの葉っぱがぶらさがっている所がありますが、 これはTDLの方がちゃんとした葉っぱでした。
まぁ大した自慢ではないが...
ライドも横並び3列の6人乗りはTDLと一緒。
フォールの傾斜は若干、TDLよりキツイらしい。

■ファンタジーランド
●プーさんのハニーハント (今のところWDWにしかないアトラクション)
TDLでもプーさんのアトラクションはファンタジーランドに作られています。(2000年7月オープン)
マジックキングダムでは、TDLのピーターパンの場所にプーさんのアトラクションがあります。
ライドに乗ってプーさんの世界を巡るものです。
傾向としては「ピノキオの冒険旅行」に近い感じでしょうか。
流れとしては、プーさんたちの森に突風が吹いて...プーさんの夢の中に入り込み... プーさんは蜂蜜に囲まれてめでたし、めでたしって感じ。(かなり省略した内容ですが)

しかしプーさんファンには申し訳ないが、最新アトラクションとしては 「いまいち感動がない」というのが本音。
期待しすぎているというのも一因かもしれないが... 全体的にA.アニマトロニクスがかなり少ない。
動きも単純で最新アトラクションとしては投入した技術力の少なさを感じます。
その替わり張りぼてが妙に多い。
そんなこんなで、ライドは終点に着いてしまうって感じ。
TDLのものも構成は同じだろうから、そう考えるとTDLのオープンの楽しみがちょっと半減してしまいます。
アメリカでは、プーさんはかなりの人気を誇っているようで、 MGM、ダウンタウンディズニー、EPCOTなどにプーさんの専門店があります。
だからこそ、このアトラクションを作ったのだろうけれど、 はたして日本でどれだけ受け入れられるだろうか、夏が楽しみです。

■トゥモローランド
●スペースマウンテン
W.ディズニーが構想した最後のアトラクションいわれるスペースマウンテン。
(でもW.ディズニーが描いていたものとはちょっと違ったものになったらしい) 世界で初めてスペースマウンテンが作られたのは、実はここ。
あまりにも大きな建物だったのでパーク内に作れず、 建物ごと外に作ってやたらと長い通路で結びました。

こちらのスペースマウンテン建物はTDLと比べて1.5倍弱あります。
それは、このドームの中は2つの異なるコースがあるから。(TDLは1コース)
そう、2通りのコースが楽しめる事になります。
ライドは縦2人乗りで乗り場も左右別々に
最初のリフトで2コースのライドが同時に坂を登ります。
後はただ下るだけ。相変わらず真っ暗の中を走るので、 解説も何もあったものではないが、螺旋状にグルグル廻るというものは変わっていません。

●バズ・ライトイヤーのスペース・レンジャー・スピン (WDWにしかないアトラクション)
待ち列のデイスプレイには、等身大(人間と同じ大きさという意味)のバズが立っています。
A.アニマトロニクスは、顔が映写になっているので実に映画に近い形で動きます。

さて、2人乗のライド(「スタークルーザー」と言うらしい) には各人に光線銃が装備されています。
光線銃(「ディノサンダー」というらしい)とはいっても見るからに「おもちゃ」。
まぁ、トイストーリーなのだからこれでOK。
ライドが進むと、バズが英語で何か喋っています。
よく分からないが、おそらくはゲームの説明をしているのでしょう。

すると目の前にたくさんの標的(敵)が現れます。
打つポイントは、直径10センチほどの丸。「Z」と書かれた場所です。
標的は、左右にある場所もありますが、 そんな時にはライドに付いている操作ボタンで方向をコントロールできます。
命中すると点数がカウントされ、手元の表示板に個人成績として表示されます。
標的は驚くほどたくさんあり、全部打つことは不可能でしょう。
銃を打つと、赤い点が一瞬光るのでどこを打っているのかが自分で分かります。

命中すると標的によっては、何か動作をするものもあります。
ん?なんかそういうアトラクションどこかにあったような…。
そうそう、シューティングギャラリー。
あのアトラクションをライドに乗りながらとにかく打つものだと思ってもらえればいいでしょう。
終点近くになると自分の成績がどの程度のものかという表が左手に現れます。
とは言え、全部英語なので自分を探しているうちに通り過ぎてしまうでしょう。

このアトラクションは、今のところ日本にはありません。 そんな話を友達にしたら「日本にもあるじゃん」って言われました。
よくよく考えたらTDLにはないけれど、 ナムコのワンダーエッグとかSEGAのジョイポリスとかに行くと いっぱいこの手のアトラクションがありますね。
TDLがもしこれを作ったら「ナムコの真似じゃん」と言われるのでしょうか…。
ということはWDWは日本のゲームメーカーの真似をしたということになるのでしょうか?
やったもの勝ちってやつですねぇ。

●エイリアン・エンカウンタ (WDWにしかないアトラクション)
オープン時には絶大なる話題と人気を得た所ですが今は結構すいています。
あのジョージルーカスが監修したアトラクション。
TDLでいうと「ミクロアドベンチャー」の位置にあります。

舞台は近未来。
「X-Sテック社」という会社宇宙の会社が行なっているテレポート実験に立ち会うもの。
建物に入るとその会社の「クレンチ会長」の説明がモニターに出ます。
その後の部屋ではテレポートの実験を実際に見る事に。
とは言ってもここはまだプレショー。
宇宙マウス「スキッピー」という宇宙生物を使って、 右側のシリンダーから左側のシリンダーへテレポートさせます。
進行は中央にいる惑星派遣ロボット「S.I.R」が行ないます。
映画「フライ」を思い出してもらうとイメージがつかめるでしょうか。
実験は失敗。とりあえずテレポートはしたが、電圧調整に失敗してスキッピーは、ボロボロ。
それを目の当たりしたゲストはいよいよオーディトリアムへと入ります。

中央に巨大なシリンダーがありそれを取り囲むように座席が並んでいます。
着席すると上から座席プロテクトが降りてきます。
これでもう逃げられません。
天井にあるモニターではコントロールルームの模様が写され実験開始が告げられます。
テレポートをするにあたって希望者を募るが立候補者がいないので、 クレンチ会長が地球にテレポートすることに落ち着きます。

順調に進んでいるように見えた実験ですが、突如緊急事態になります。
モニターの中ではパニックになっていて何を行っているのかわからないが、とにかく大変な様子。
一瞬、ホールの電気が消えると中央のシリンダーの中に何かが現れます。
めちゃめちゃ大きい何かが動いています。
再び電気が消えると爆音がし、 一瞬見えた中央シリンダーは完全に大破(ガラスが割れている)してしまいます。
そして中にいたはずの何か…生物がいなくなっています。
ホールの電気は消えたままだが、天井裏を隊員が懐中電灯をもって生物を探している。
そのライトだけが会場の唯一の明かり。
モニターにはセンサーを使って生物を探している模様が写っています。

すると壁の裏を何かが走る音が。
やがてセンサーに反応が出てホールにどんどんと近づいて来ます。
そしてモニターに生物の姿がアップで。
「ドラゴン」と「エリマキトカゲ」に「エビ」を加えて3で割ったような感じ(?)のエイリアン。
そしてモニターも消えた。暗闇の中、ホールのドアが破られます(ように感じる)。
天井にいた隊員が悲鳴を上げる。そして隊員も食べられます。
その飛沫が私たちのところまで飛んで来ます。
確かに上にいます(ように感じる)…… やがて奴は下に降りてきて客席の中を歩き回ります。後ろから息が。

奴が一回りして、中央のシリンダーのところに戻った瞬間に 生き残っていた隊員がテレポートのスイッチを入れます。
そして奴は消えました・・・。。

「暗闇の中でのパニック」という感じだですが、実際には「真っ暗」ではなく、 なんとなくホール内の雰囲気がわかる程度の明かりはあります。
それが恐いのかもしれません。

実際にホールでのトリップタイムは、10分程度と予想以上に短い。
「体験」という意味ではスリルがあって楽しいが、 2度目からはその仕掛けがわかってしまうので、どうでしょうか?
建物の構造やレイアウトの意味から、ミートザワールドの後続アトラクションにはいいかもしれません。

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