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勝手に企画!ドラマシリーズ!!
朝な夕なに(仮題)〜朝日奈さん編〜

好雄の紹介で朝日奈さんという女の子と知り合いになった。
真っ赤に髪を染めた流行りものは一通りこなす今時の女の子。
急いでいると人に体当たりをし、スケートで転ぶと他人に怒りをぶつけ、 あまつさえ成績は最悪。図書館に行こうものならカンニングペーパーを作る始末。
しかし、主人公はそんな朝日奈さんに好意を持ち始めていた。
いつも明るく刹那を楽しんでいるその姿に、品行方正高飛車な詩織とは違う女性像を感じていたのだった。
そんなある日のことだった。
お華どすえ。 主人公はうしろから迫りくる殺気を感じて身をひるがえした。
殺気の正体は映画に遅れそうな朝日奈さんだったが、主人公がよけたために、 そのまま柱の角にぶつかり気を失ってしまった。
これは一大事と慌てるが、程なくして朝日奈さんは目を覚ました。
主人公が心配そうに覗き込むと、彼女が口を開いた。
「私は大丈夫です。お怪我はありませんか。」
いつもとは違ったその口調に主人公は青ざめる。
「心配をかけてしまったようですね。申し訳ございません。」
・・・どうやら頭を打ったときに何かしらの原因で性格が反転したようだった。
その日以来、朝日奈さんのキャラクターはすっかり変わってしまった。
学校帰りにお茶に誘えば、お華があるから行けないなんていうのは当たり前。
図書館で読書をするわ、公園のベンチで編物をするなど以前からは想像できない撫子ぶり。
物腰低い丁寧な語り口調は主人公を始めまわりの人間を恐怖のずんどこ・・じゃなくてどん底に陥れた。
朝日奈さんと仲のいい古式さんは、
「キャラクターだぶっちゃいますねえ。」
なんて、事態の重要さを理解していない様子。

このままではいけない。
わがままで気まぐれでいいかげんで気分屋な朝日奈さんに戻ってもらうために主人公はある方法を思いついた。

・・・その方法とは?朝日奈さんとの恋の行方は?乞うご期待!!


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