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勝手に企画!ドラマシリーズ!!
鏡に映った笑顔の君に(仮題)〜鏡さん編〜

鏡さんは学校一派手で美人でスタイルがいいと評判の高飛車娘。ファンクラブもあり常に何人かの取り巻きに囲まれていた。
しかし、彼女は自分の家がどこにあるのかは誰にも教えていない。
家族が多く、掃除洗濯食事の用意は彼女の仕事になっているなどと知れ渡れば、学校での孤高の美女のイメージが崩れてしまうからであった。

ある日、朝食の準備をしている時だった、突然弟が倒れた。
顔が真っ青で息も細い、急いで救急車を呼び病院に担ぎ込まれた。
幸い命に別状はなかったものの、目を覚ました弟は記憶を失っていた。
お医者さん曰く「突発性記憶喪失症候群」という病気で手術をしないと治らないとのことであった。
当然、手術入院には多額の治療費がかかる。
人の持ちネタを勝手に使うな。 家族の多い鏡さんの家庭にはそんな余裕はない。もうバイトでもするしかなかった。

そんな理由で水商売から交通整理まで昼夜かまわず働いていた鏡さんだった。
しかし無理がたたってか、ついに学校で倒れてしまい、意図せず保健室に居合わせ、偶然にも保健委員だった主人公が彼女を看病をすることになった。

役得でぬれタオルを交換している時、彼女が説明的な寝言をつぶやいた。
「今、お姉ちゃんが手術代を稼いであげるからね。大丈夫、疲れてないわ。」
ふと彼女の手を見ると、擦り傷やまめだらけであるのに気が付く。

しばらくして鏡さんは目を覚ました。
不しつけとは知りながら事情を聞く主人公。倒れて気が落ち込んでいるせいか、すんなりと事情を話してくれる彼女。いつもの高飛車な態度はなく、か細い横顔が痛々しい。
「よし、俺も一緒に働くよ。」
鏡さんの隠れた一面を知った主人公は、彼女をほおっておくことができずにこう言った。
彼女は迷惑をかけて申し訳ないと思いつつも、事情を知り一緒に働いてくれる主人公を頼もしく感じていた。

・・・無事に手術は出来るのか?鏡さんとの恋の行方は?乞うご期待!!


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