ある日、古式さんが中庭でぼーっとしているのを見かける。
のんびりおとぼけの彼女にはよくある風景だが、どこかしら暗い表情だった。
なんとなく気になったので、どうしたのと話し掛けたところ、
彼女は悩み事をのらりくらりと話し始めた。
せめて元気付けようと仲のよい朝日奈さんに相談をしてみるが、
当然どうしようもない。
・・・巻物の中身とは?古式さんとの恋の行方は?乞うご期待!!
主
古(いにしえ)のお嬢様(仮題)より
朝 「どんなふうに?」
主 「ぼーっとして、話を聞いてなくて、天然ぼけをかますんだ。」
朝 「で、どんなふうに変なの?」
主 「会話になってなかったり、勘違いをしたり、水をかぶったりするんだ。」
朝 「それで、どんなふうに変なのって?」
主 「物忘れをしたり、埴輪をもらって喜んだり、食虫植物を眺めたりするんだ。」
朝 「だから、どんなふうに変なのって聞いてるでしょって!」
古 「ひどい言われようですねえ。」