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勝手に企画!ドラマシリーズ!!
古(いにしえ)のお嬢様(仮題)〜古式さん編〜

古式さんとはそれなりのお友達。一緒に下校をしたり、たまにデートをする間柄。
これといった進展のきざしはないが、そんな毎日を楽しんでいる。

ある日、古式さんが中庭でぼーっとしているのを見かける。
のんびりおとぼけの彼女にはよくある風景だが、どこかしら暗い表情だった。
なんとなく気になったので、どうしたのと話し掛けたところ、 彼女は悩み事をのらりくらりと話し始めた。

古式さんの家は不動産屋。この辺では有名な大手の(株)古式不動産だ。
なんでも、バブル崩壊後の不景気は経営者である父の手腕と人望によって切り抜けてきたが、 昨今の貸し渋りや焦げ付きでついに経営が行き詰まりそうだと言う。
ふうんなるほどと聞いてみたはいいものの、いち高校生になんとかなる問題ではない。

せめて元気付けようと仲のよい朝日奈さんに相談をしてみるが、 当然どうしようもない。

そんなある日のことだった。
主人公が部屋の掃除をしていると、押入れの奥からほこりまみれの古い巻物が現れた。
何かと思い巻物を開いたとき、主人公は叫んだ!
「これなら古式さんを救うことができる!」

・・・巻物の中身とは?古式さんとの恋の行方は?乞うご期待!!


ひどい言われようですねえ。
古(いにしえ)のお嬢様(仮題)より

「古式さんが最近変なんだ。」
「どんなふうに?」
「ぼーっとして、話を聞いてなくて、天然ぼけをかますんだ。」
「で、どんなふうに変なの?」
「会話になってなかったり、勘違いをしたり、水をかぶったりするんだ。」
「それで、どんなふうに変なのって?」
「物忘れをしたり、埴輪をもらって喜んだり、食虫植物を眺めたりするんだ。」
「だから、どんなふうに変なのって聞いてるでしょって!」

「ひどい言われようですねえ。」


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